お役立ち情報①

交通事故に多いむちうち(頚椎捻挫)の症状と受けるべき治療法とは!

文責:柔道整復師 ・ 整体師 惣角 智則

作成日:2020年04月07日

最終更新日:2020年06月11日

 

むちうち症(頚椎捻挫(けいついねんざ))は、追突、衝突などの交通事故、または急停車などによって首がむちのようにしなったために起こる症状の総称です。症状に基づき、頚椎捻挫型、神経根症型、脊髄損傷型分かれ、整形外科や整骨院・接骨院で治療を行うのが一般的ですが、治療のやり方によっては後遺症も残りやすいです。交通事故が原因となって起こる傷害のうち、約半数がむち打ち症と言われています。

 

 

一方で、むちうち症に関する情報は、治らない、保険が使えない、後遺障害として認定されない、などと誤ったものが流れ、実際に事故に遭って症状があるのに、十分な損害賠償も得られず長期間苦しんでいる方が多いようです。むち打ち症が正式な傷病名ではないことも知らない人も多いのではないでしょうか?むち打ち症の症状と受けるべき治療法について、まとめてみます。

 

例えば、交通事故で事故に遭い、「首はちょっと痛いけど目立った怪我は無かった。良かった~」と思っていても、実はむちうちだったというケースはよく聞きます。ただの首の捻挫と軽く考えていても、ひどい場合神経や脊髄を傷つけている場合もあります。

初めに、むちうちの種類と症状、むちうちの治療方法とチェックリストを記載します。また、交通事故でむちうちになった方は、むちうちが後遺障害認定されるだけで損害賠償も大きく変わってきますのでそちらについても少し触れていきます。

 

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あなたは大丈夫?むちうちの症状チェックリスト

文責:柔道整復師 ・ 整体師 惣角 智則

作成日:2019年11月29日

最終更新日:2020年06月12日

 

むちうちは、X線やレントゲン検査でも映らず、医学的にも認められないケースも多々有ります。その場合に重要になってくることが、自覚症状です。

ですので、医者に「ちょっと安静にしていれば大丈夫でしょう」と診断されても、いつまでも症状が良くならない場合、神経や脊髄を損傷している可能性もあります。以下の自覚症状に当てはまる方は、医者に自覚症状を詳しく伝えるようにして下さい。

・医者の診断は「骨に異常なし」だったが、症状が良くならない
・症状に波はあるが、長期間にわたっている
・痛む場所が変わる
・少しの運動や仕事をすると症状が出てくる
・天候の変化や湿度、温度で症状が出てくる
・以前より集中力が無くなり、長時間の作業が困難になる
・頭痛・倦怠感・疲労感・不眠・めまいなど以前より、体調がすぐれない

 

繰り返しますが、交通事故やスポーツなどで強い衝撃を受けて以降、このような状態があるようでしたら、必ず病院の診断と検査を受けるようにして下さい。

 

一度、診断を受けて「異常ありません」と診断された方も、それは骨に以上がないだけかもしれません。何らかの神経症状が生じている可能性は十分にあります。神経症状はMRI検査をしなければ分からないこともありますので、もう一度しっかり診てもらうようにしましょう。


交通事故によるむちうち、お身体の不安、補償等のご相談は富士市そうずみ鍼灸整骨院にご相談ください!

むちうち症の原因と症状

文責:柔道整復師 ・ 整体師 惣角 智則

作成日:2019年11月29日

最終更新日:2020年06月12日

頚椎捻挫・頸部挫傷

頚椎捻挫とは、頚椎(首の骨)の周りの筋肉や靭帯、あるいは軟部組織の損傷で、むち打ち症(頸椎捻挫)と呼ばれる症状の7080が該当すると言われています。頸部挫傷とは、頚椎周りの筋肉の損傷です。

症状は、痛み(首の後ろ、首の前面、側面、頭部、頚椎)、筋肉の凝り(首、肩上部、背中)、首が動かない(運動制限)、首を動かすと痛い、上肢のだるさや痺れなどが代表的なものです。

むちうちの大部分がこの「頚椎捻挫」です。いわゆる、首の捻挫ですが頭部を支える首を負傷することで、首・肩・背中のコリや痛みなどの弊害が及びます。

 

 

バレー・ルー症候群

後頸部交感神経症候群とも呼ばれ、事故による衝撃が神経を傷つけた際に発症します。首の骨に沿って走る後部交感神経が損傷し、脳や脊髄の血流が低下し自律神経のバランスが崩れ、さまざまな症状を引き起こすと考えられています。

主な症状は、頭痛、めまい、耳鳴り、吐き気などです。

原因がはっきりと解明されているわけではなく、目のかすみ、流涙、動悸、発汗なども見られるため、診断・治療が難しいものとされています。

衝撃が首の骨を通り越して、自律神経まで傷つけた際に発症するものを「バレー・ルー症状」と言います。自律神経を傷つけた症状としては、めまいや耳鳴り、息苦しさなどがあります。

 

 

神経根症状(神経損傷)

 

脊髄から出る神経を支える根元(神経根)が引き伸ばされたり、圧迫され負荷を受けたりして、さまざまな症状を引き起こすものです。

主な症状は、首の痛み、腕の痛みや痺れ、倦怠感、後頭部の痛み、顔面の痛みなどです。

ヘルニアの原因ともなり、安静にしていても、咳やくしゃみをした時、首を曲げた時に症状が強まることがあります。

神経を支える根本が引き伸ばされたり、圧縮され負荷を受けるケースです。身体の各部位に痺れを感じたり、力が入らないような症状が出ます。

 

脊髄損傷

脊髄とは、脳から連続する中枢神経で、脊椎の中の脊髄腔を通っています。

脊髄が損傷すると身体の麻痺、知覚障害、歩行障害が起こることがあり、下肢に伸びている神経が損傷すると下肢の痺れや知覚異常が起こり、歩行障害につながります。膀胱や直腸の障害が起こり、排便・排尿に支障をきたす恐れがあります。後遺障害として残ってしまう可能性が高く、むち打ち症の中でも最も深刻なケースです。直接脊髄まで損傷してしまう症状です。脊髄の損傷により、体にマヒが残り、知覚障害や歩行障害を併発してしまうことがあります。そして、この場合後遺障害として今後も残ってしまう可能性がある、非常に危険な症状です。

 

脳髄液減少症(低髄液圧症候群)

非常に珍しいケースですが、事故の衝撃で一時的に脊髄内の髄液圧が上昇し、硬膜が損傷し、髄液が漏れ出てしまうことによって起こるとされています。

初期には頭痛が起こりますが、症状は天候に応じて左右されるという特徴があります。症状は多彩で、頭が重い、疲れが取れない、イライラする、眠れないなどの不定愁訴であることが多く、非常に診断が難しいものです。全身の痛み、聴力・視力・味覚の障害、倦怠感、自律神経症、などが起こることもありますが、MRIなどの専門的な診断方法を用いないと判明しないことが多く、専門医がいないと交通事故との因果関係を証明するのは困難です。

むちうち症の治療は、整形外科または整骨院・接骨院で行われますが、まず交通事故直後、医師のいる整形外科で診断を受けXP(レントゲン)を取るようにしましょう。むちうち症の症状には、交通事故との因果関係が難しい場合があり、最初に交通事故に遭った旨を医師に申告し、診断を受けておかないと、後に症状を訴えても事故による負傷だと認められない、または示談交渉において疑われるケースがあるのです。

 

たくさんある|むちうちの種類と症状

冒頭でもご説明したとおり、鞭を打つような形で首に不可が掛かって首周辺を損傷してしまうことをむちうちと言います。大部分が「頚椎捻挫」というもので、首の痛みはもちろん神経を傷つけていると、手足のしびれや倦怠感、めまいなどの症状も併発してしまいます。

しかし、むちうちの場合、レントゲン上でも異常は見られず、医師からも「異常がない」と診られてしまうことも往々にしてあります。それを鵜呑みにせず、しっかりと自己の症状と照らしあわせてみてください。

交通事故によるむちうち、お身体の不安、補償等のご相談は富士市そうずみ鍼灸整骨院にご相談下さい!

 

 

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