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むちうちで雨の日に痛みや不調を感じる場合の対処法とは

文責:柔道整復師 ・ 整体師 惣角 智則

作成日:2020年06月11日

最終更新日:2020年06月13日

 

交通事故によって引き起こされる症状に「むちち症」というものがあります。

むちち症には、はきけ、めまい、頭部がズキズキするといった頭痛、こめかみの違和感、しびれ、いたみなどさまざまな症状があります。今回はこれらのなかでも比較的多い自覚症状であるズキズキとする「頭痛」にスポットあててその対処法や治療法などについて解説してみたいと思います。

 

頭がズキズキするメカニズム解析

 

むちち症とは、追突事故などによって頸部(首)に強い衝撃が加わり、それによって首が前後左右に大きく振られ、これによって首周辺の組織が損傷することによって発症します。通常、追突事故などで損傷するのは骨などの固い組織ではなく、その周辺にある筋肉や椎間板など柔らかい組織が損傷します。ですから、むちち症は骨折ではないため、レントゲンやCTをとっても異常所見が見られないケースもあります。

 

首には脳に続く血管が多数流れていて、筋肉や椎間板が損傷したことで頸部の血流が悪くなることがあり、これがズキズキと頭痛を引き起こす主な理由となっています。血液の流れの悪循環に伴うズキズキとした痛みが頭部に走るのが頭痛の要因と考えられます。

 

 

雨の日に頭痛

これもむちち症の頭痛でよく聞く話ですが、そもそも頭痛に影響を与えているのは雨という「天気」自体ではなく、天気が悪い日の「気圧」が影響しています。

 

天気の悪い日は低気圧が停滞しているため、それによって大気の気圧が下がり、気圧が下がることで血管が圧迫されて血流が悪くなりその結果頭痛の症状が出やすくなるのです。

 

また、寒い冬の時期についても血流が悪くなるため同様の症状が発生する可能性があります。要するに気圧や気温によって頸部の血流が悪くなっていることが原因ですから、寒い日などは首を出来る限り冷やさないよう気をつける必要があります。

 

むちうち症の頭痛で冷やす・温める時期

 

実は冷やすべきか、温めるべきかは、時期によって変わってきます。

 

事故直後

頸部に炎症が発生している場合は、熱をもっていますので冷やすことでその炎症を抑えます。これによって、炎症が神経などに及ぼす影響を最小限に抑えます。市販の冷湿布などでも効果がありますが、できれば医師に処方してもらいましょう。

 

一定期間経過後

頸部の炎症が治まったあとは、血流をよくする必要があります。極端に温める必要はありませんが、お風呂などに入って温めて血行をよくするなどの方法が有効です。ずっと冷やし続けてしまうと、結構を悪くしたり頭痛の原因になる可能性もありますので気をつけましょう。こちらも医師の指示に従いましょう。

 

仕事とネックカラー

 

たとえ軽度なむちち症だとしても、安静にしておくことが一番ですが、いつまでも仕事を休んでいるわけにはいきません。ただ、むちち症の初期段階では首を動かさないようにすることがとても重要です。この際、ネックカラーという固定器具を用いることもあります。デスクワークなどであれば、ネックカラーを装着すれば問題なく仕事ができるでしょう。ただし、ネックカラーは装着期間が継続しすぎると首の筋力低下や血行を悪くする可能性もありますので、着脱時期については主治医とよく相談しましょう。

 

むちうち症の種類と治療法

 

むちち症の種類と治療法を抑えておきましょう。

 

頸椎捻挫(けいついねんざ)

一般的なむちうちの70%程は頸椎捻挫です。これは、首の回りにある筋肉や靭帯が、事故の衝撃で急激に伸ばされるために炎症を起こします。普通の病院でレントゲンを撮っても写らないので、むちうちの診断をしてもらえないことがあります。

ただ、レントゲンで異常所見がないからといって、正常であるとは限りません。自分自身の自覚症状だけであったとしても、実際に症状がある場合は、必ず主治医にその旨伝えて適切な治療を受けましょう。

 

【症状】

頚椎捻挫の場合は、レントゲンやX線画像などで頚椎に骨折や脱臼などの異常がないにも関わらず、首や肩に痛みがあり、特に首を回したり左右に動かすと痛みが強くなる傾向があります。

さらに、めまい、ズキズキとする頭痛、はきけ、視覚異常、だるい、などといった自律神経症状が発生するのが特徴です。そのため後遺障害認定においては、他覚的所見による障害の客観的な立証が難しいため、本人の自覚症状の記録や治療過程などがとても重要になります。頚椎捻挫でも症状が深刻な場合で、それを的確に主張できれば第14級9号(局部に神経症状を残すもの)に認定される可能性があります。

 

【治療法】

温熱療法・マッサージ・電気療法、薬物療法、理学療法などさまざまな方法がありますが、頚椎捻挫の場合は、段階に応じて治療方法を変えていく必要があります。

 

〇急性期(事故直後から1か月程度)

この期間は、交通事故によって損傷した頸部に炎症が発生していますので、ストレッチやマッサージなどはかえって症状を悪化させる危険性があります。この間はとにかく安静状態を保つ必要があります。当院牡場合は、事故直後から痛みを取ったり、損傷部分を修復するような電気治療を積極的に行います。それによりその後の経過が変わってきます。

 

〇急性期後(事故後1~3か月程度)

急性期の炎症が治まってきたら、慢性期の治療を進めていきます。急性期で固定していた頸部を徐々に動かしてならしていきます。マッサージや運動療法やストレッチなどが効果的です。

 

まとめとして、

災難にも事故にあってしまい、身体をいためてしまったのですから、少しでも安静にする事が必要です。むちうちの不調は、大変辛いものですが目に見えるものではないので、周囲の協力も大事です。少しでも自分の身体を楽な状態にしてあげてください。

むちうちの治療は、ただ行えばよいというわけでなくケガの経過に応じて治療内容を変えていく必要があります。

 

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